高校が遠いと大変?電車通学のメリット・デメリットを親目線で解説【実録】

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1時間かけて電車で通学なんて続けられるのか?

定期代いくらかかるのかしら?

高校選び大変ですよね。選択肢が多い上に、費用や学力、通学時間など色々と考慮すべき点がたくさんあります。 

わが家の双子は、それぞれ別の高校に通学しています。

娘は電車通学で、片道1時間以上かかる自宅から遠い高校。

不安だけど、学区外の高校にいってみたい

一方、息子は自転車で自宅から通えるの地元の高校を選びました。

息子

僕は地元の公立高校でいいよ

この記事では、そんな二人の選択肢からみえてきた地元の高校と、学区外の高校(電車通学)の違いを、実際の体験をもとにまとめています。

この記事でわかること
  • 電車通学で遠い高校を選んだメリット・デメリット
  • 地元の高校に通うメリット・デメリット

ぜひ最後までお読みください。

目次

高校が遠いってどのくらい?|地元・学区外の違いをチェック

高校が遠いといっても、人によってその距離感はバラバラです。
たとえば「自転車で20分」でも遠いと感じる人もいれば、「電車で1時間でも慣れれば平気」という人もいます。

そもそも、公立高校は「地元の高校」と「学区外(遠くの高校)」の大きく2パターンに分けられます。
どちらを選ぶかで、通学時間・生活リズム・友達関係などが大きく変わってくるんです。

ここからは、それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
まずは、電車やバス通学になることが多い「学区外の高校」から説明します。

学区外の高校とは?

公立高校には「通学区域(学区)」というものがあり、どの生徒がどの学校に通学できるかが決められています。この線引きは県によってルールが少しずつ違っていて、地域ごとに分けられたブロック制度になっているところが多いです。

私の住んでいる県では、居住地ごとにA・B・Cの3つの地域に分けられています。たとえばA地域に住んでいるならB・Cの地域の高校は「学区外の高校」となります。

学区外から通学できる生徒の数は、募集定員の13%と決められていて、狭き門となります。
この割合は各県で違いますので、自分の住んでいる地域の教育委員会サイトで確認しておくと安心です。

地元の高校とは?

地元の高校は、家から近くて自転車や徒歩で通える学校のこと。
通学時間が短くてラクだし、交通費もかかりません。

放課後に友達と寄り道したり、部活が終わってもすぐ帰れたりと、時間に余裕があるのが一番のメリット
ただ、「選べる高校が少ない」「進学や部活の選択肢が限られる」なんてこともあります。

どっちがいいかは、やりたいことを優先するか、生活のしやすさを優先するかで変わってくると思います。

地元の高校に通うメリット・デメリット

息子は、自宅から徒歩圏内の高校に通うことにしました。

地元の高校に通学してみた結果、メリットとデメリットを見ていきます。

地元の高校に通うメリット

地元の高校に通うと、通学時間が短くて毎日の生活がラクになるだけでなく、学校や地域との距離感が近いため親子双方にとって安心できるメリットがあります。
ここからは、具体的にどんなメリットがあるのか、以下で詳しく紹介していきます。

朝はゆっくり登校

地元の高校は家から近いので、朝は余裕を持って登校できます。
早起きが苦手でも、通学で疲れる心配が少なく、ゆったり朝ごはんを食べたり、準備の時間を確保できるでしょう。

交通費がゼロで助かる

徒歩や自転車で通えるので、交通費がかかりません。
定期代の節約は家計にも優しく、浮いたお金は友達とのランチや趣味に回すこともできます。

部活動に打ち込める

通学時間がほとんどかからないので、放課後は部活動や趣味にしっかり時間を使えます。
土曜日も部活がありますが、通学が短いおかげで遅くまで起きることもなく、規則正しい生活を送れるのが嬉しいポイントです。

親が行事に参加しやすい

何と言っても自宅から近いので、体育祭や保護者会などの学校行事に気軽に参加できます。
地域に根ざした行事も多く、学校や子どもの様子を身近に感じられるのも嬉しいポイントです。
ちなみに、忘れ物をしてしまってもすぐ届けてあげられるのも、地元ならではのメリットですね。

地元の高校に通うデメリット

地元の高校に通うと通学は便利ですが、逆に「知り合いが多く新鮮味がない」「刺激が少ない」などのデメリットもあります。
ここからは、具体的にどんな点がデメリットになるのか、詳しく見ていきましょう。

知り合いが多く新鮮味はない

地元の高校なので、中学校からの友達や顔見知りが多く、毎日同じ顔ぶれという安心感はありますが、新鮮味はあまりありません
通学の景色や雰囲気もほぼ変わらないため、たまに「電車通学の学校に行ってみたいな」と憧れることもあるようです。

偏差値の問題で選択肢が限られる

近くの高校は選べる学校の数が限られることが多く、希望する進学実績や学びたい分野に合わない場合があります。
進路選択の幅が狭まる点はデメリットと言えます。

学区外の高校に電車通学するメリット・デメリット

電車通学

電車を乗り継いで一時間以上の学区外の高校に通うことになりました。
実際に通学し始めてからの状況を紹介しながら、電車通学のメリット・デメリットを検証しています。

電車通学のメリット

電車通学には、通学自体は大変ですが、時間や人間関係などを工夫次第で有効に活用できるメリットがあります。
ここからは、具体的にどんなメリットがあるのか、詳しく紹介していきます。

時間を有効に使える

電車通学の時間は、音楽を聴いたり本を読んだり、勉強したりと自由に使えます。
テスト前などはスマホを使って勉強することもあり、移動時間を無駄にせず有効活用できるのがメリットです。
そんな時にコンパクトなイヤホンがあると便利です。

こちらのイヤホンは、最大48時間音楽再生できます。反面、ワイヤレスだと失くさないように注意が必要ですのです。手のひらサイズの収納ケースがあると、カバンの中でもすっきり持ち運べて便利ですよ。

新しい友だちと繋がれ視野が広がる

娘の高校では、地元の友だちはほとんどいませんでした。そのぶん、さまざまな地域から来た新しい友達と出会うことができました。
交友関係が広がることで、視野が広がり、世界がちょっと広く感じられるのも魅力です。

偏差値が高め|学習意欲が高い子が多い

学区外の高校は偏差値が高めの進学校で、生徒数も多いのが特徴です。
今までと違った環境に身を置くことで、勉強面だけでなく、人間関係や価値観の幅も広がり、成長につながると感じました。

娘も最初は少し緊張していましたが、周りの生徒と刺激し合いながら学ぶことで、学習意欲や自主性が高まったようです。

電車通学のデメリット

通学にかかる時間が長くなると、睡眠時間が削られて体に疲れがたまりやすくなることがあります。
さらに、定期代などの交通費がかかるため、経済的な負担も無視できません。ここでは遠い高校に通うデメリットについて具体的に紹介します。

朝が早い|早起きが負担になることも

電車通学だと、どうしても朝は早く起きる必要があります。
学区外の高校に電車通学している知り合いの話では、朝6時半の電車に乗るとのこと。
お弁当を作る時間や自宅から最寄り駅までの移動時間を逆算すると、遅くとも5時半には起きることになります。

朝の準備や通学だけで結構体力を使うため、疲れがたまりやすく、睡眠時間が削られがちです。
テスト期間や部活のある日などは特に影響が大きく、健康面にも注意が必要です。

対策として、夜のうちに持ち物や服を準備しておく、朝食をおにぎりのような手軽にとれるものにするなど、少しの工夫で朝の負担を軽くすることができます

電車通学で通学時間が思ったより大変

最寄駅から電車を乗り継ぎ、徒歩も含めると1時間15分程度かかります。

さらに、大雨や雪の日は電車が遅延・運休することもあり、その場合は学校に連絡したり、子どもと連絡を取りながら迎えに行く必要があります。
遅延や運休時の代替手段(バスやタクシーなど)を事前に確認しておくと安心です。

また、定期テストなどで昼過ぎに下校する際は、電車の本数が少ないため駅で待つ時間が長くなることもあります。
通学時間が長く、天候や下校時間でさらに負担が増えるのが、電車通学のデメリットのひとつです。

定期代が家計に響く

定期券
大きい出費

電車通学だと毎月の定期代がかかります。
うちの場合、月12,000円、1年で約150,000円の出費で、予想以上の負担で家計に響きました。
最長6か月分の定期をまとめて購入すると少し節約できます。

夏休みなど長期休みの期間は使わないからと毎日都度払いで購入してしまい、逆に高くついた、ということもありました。
駅員さんに相談すると一番お得に購入できる方法を教えてくれるのでおすすめです。

知り合いゼロで最初はアウェイ感

知ってる子がいない。


学区外の自宅から遠い高校だと、知っている友達がいない場合が多いかもしれません。
娘の高校も、同じ中学校出身の友達はゼロで、最初はかなりアウェイ感を感じていたようです。

さらにコロナ禍のマスク生活で、人見知りの娘にとっては新しい環境に馴染むのに時間がかかりました
最初のうちは少し心配でしたが、夏休み前くらいからやっと仲の良い友達が一人できたようで安心しました。

学区外の高校に通うと、最初は孤独や緊張を感じることがありますが、慣れると違う地域の友達と出会え、交友関係が広がるメリットがあります。
親としては、少し見守りつつも、子どもが新しい環境に慣れる時間をサポートしてあげることが大切です。

高校通学リュックは、こちらの記事をどうぞ 高校通学リュック。ベンデイビスを1年間使ってみた

電車通学で自宅から遠い高校を選んだら?まとめ

実際、高校へ1時間以上かけて電車通学させてみて、親も子も大変だと実感しました。
私の場合最寄り駅まで娘を毎日送迎しており、時間もお金もかかるのでデメリットも多く、正直大変です。

とはいえ、電車の中では本やスマホで勉強もできので、本人次第で通学時間を有効に使うこともできます。

また、学区外で偏差値が高めの高校なので、課題も多くハイレベルで大変そうですが、大人数で多様な価値観の友達と触れ合う機会があるなど、メリットもあります。

結局、地元の高校へ通うか電車通学で遠くの高校へ通うかは子ども次第です。
ただし、親の負担度もかなりの差があるため、先輩や先生の話を聞いたり親子で納得いくまで話し合ってから決めることをおすすめします。

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